以上動物においては、カワイ株死菌体粉末が、血清コレステロール低下作用に極めて有効であることが判明しました。 次いで人の高脂血症に対してはどう効果があるかが重要な課題です。そこで、ある病院に依頼して投与実験を行いました。図2は減少量を示し、高脂血症患者のうち、減少量の最大は、6週間で約80mg/dlに達しています。又、図3に示すごとく4名の高脂血症患者の減少率は平均17%にも達しています。
平均5%しか減少していない5名の高脂血症患者は、図4でわかるように投与前の血清コレステロール値が225〜240mg/dlの5名で、これはほぼ正常値の上限です。その他の4名の高脂血症患者は投与前には、280mg/dl〜390mg/dlとその血清コレステロール値が極めて高い人たちです。 つまり、カワイ株は血清コレステロール値が高い高脂血症患者に対してより一層の血清コレステロール低下作用があったことを示します。