カワイ株は、ヒトの胃腸管内に常在する代表的な有用菌であるエンテロコッカス、ラクトバチラス、ビフィドバクテリウム、などの乳酸菌群の増殖作用を持っています。
この作用はカワイ株菌体内の増殖因子(グロースファクター)によるものです。
さらに図21に示す如く、カワイ株死菌体粉末を上清沈渣に分けて腸内細菌由来のエンテロコッカス・フェカリス(E.フェカリス)の増殖能をみたところ、上清、すなわち死菌体によって抽出される部分の方が、沈査よりも良い増殖効果を認めた。
又、沈渣でもまだある程度の増殖効果が見られるのは増殖作用のある物質がまだ残っているのであろう。