1・カワイ株の優れた効果  

5 肝臓の改善効果

高脂血症ラットを使ってカワイ株死菌体粉末の投与効果を調べた。
指標としては

  GOT(Glutamic Oxaloacetic Transaminase)
GPT(Glutamic Pyruvic Transaminase)
LDH(Lactate Dehydrogenase)
CPK(Creatine Phospho Kinase)を調べた。

 これらの酵素は皆さんが病院に行って生化学性状を調べてもらう時の典型的な酵素である。これらの酵素は肝臓の細胞が何らかの傷害によって異状を来した時に細胞外に放出されて血液中に流れる。例えばお酒の飲みすぎ、極度の疲労などにより、これらの酵素の血中での濃度が上昇し危険信号を出すのだと考えてもらえば良い。

 図19に示す如く高脂血症ラットにカワイ株死菌体粉末を0.5%、1%と経口投与したところいずれの酵素も有意に低下し肝機能が著しく改善されている事がわかった。最近の臨床例ではC型肝炎で歩行も困難だった人がカワイ株を飲むことによって完全に治癒した例が多数報告されている。


肝臓の改善効果

図19

高脂血症ラットの血清GOT、GPT、LDH、CPK活性に及ぼすカワイ株死菌体粉末の経口投与の影響

 

「ノート」
GOT GPTはアミノ酸代謝に重要な役割を果している。
トランスアミナーセ(アミノ酸を作る酵素)という酵素で組織の障害を反映するので特に肝機能検査で必ず測定される。LDH乳酸脱水素酵素は栄養素よりエネルギーを獲得する為の酵素であり組織の損傷や病態で高値となる。
CPKは腎機能に関係するクレアチンに関係する酵素でありこの数値が高いと腎機能の傷害が疑われる。




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