1・カワイ株の優れた効果  

8 安全性

 私の主張の第一は安全性である。

 エンテロコッカス・フェカリス・カワイ株死菌体粉末の持つ特長的な生理活性作用を予防医学食品に利用する場合に充分な安全性試験を行なう必要がある。

 そこでカワイ株死菌体粉末の安全性テストを行なった。


(・)動物テスト
   

表2に示す如く、急性毒性試験を行なった。
 (LD50というのはテストに使われたネズミの50%が死ぬ致死量を意味する)その結果は、カワイ株死菌体粉末を経口投与したが、5,600mg/kg体重投与してもラットは何の異常も見られず死亡しなかった。このことは事実上カワイ株死菌体粉末を無限に食べても安全であることがわかった。またマウスの腹腔内投与でも802mg/kg体重と極めて高値の安全性を示した。



カワイ株死菌体粉末の急性テスト LD50  
カワイ株死菌体粉末の条件 (経口)ラット
5,600mg/kg体重
カワイ株死菌体粉末の急性テスト (腹腔)マウス  
802mg/kg体重

(・)ヒトへの安全性テスト

 ヒトへの安全性テストは健常者に長期間飲んでもらってその間に異常が起こらないかどうかが重要である。そこで安全性を確認する上で健常者4名のボランティアの人々に60mgのカワイ株死菌体粉末を同時期に1年4ヶ月間の長期にわたって飲用してもらった。その一部の成績を図27に示すが血清コレステロールおよび血清トリグリセライド値ともに皆ほぼ正常域に入っていた。又、他の臨床生化学的検査項目においても特に異常は認められなかった。

 (図2829
 臨床検査項目については肝臓の改善作用の所で説明してある。このようにヒトでの安全性においても何ら異常は認められずカワイ株死菌体粉末の安全性が確認された。


健常者への安全性テスト投与

図27

健常者(4名)の血清コレステロール値に及ぼすカワイ株死菌体粉末の経口投与結果KI、NS、KY、TTは健常者

図27

健常者(4名)の血清トリグリセライド値に及ぼすカワイ株死菌体粉末の経口投与結果KI、NS、KY、TTは健常者

健常者(4名)の血清GOTと血糖値に及ぼすカワイ株死菌体粉末の経口投与結果


その他、
血清のGPT、γ-GTP、
クレアチニン、
グルコース、
潜血、
ウロビリノーゲン、
アンモニア窒素、
は正常範囲にあった。


アルカリホスファターゼ、
尿の蛋白、
ph、
ビリルビン、
インジカン、
ケトン体、
 

KI、NS、KY、TTは健常者


図28
図28
図28

 

図29
図29
図29




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