3 腸内細菌としてのエンテロコッカス  

3・腸内細菌としてのエンテロコッカス

1 エンテロコッカスの発見とヒトの腸管での定着

 腸内細菌としてのエンテロコッカスは大腸菌の発見の翌年1886年に同じEscherichによって発見され、はじめはミクロコッカスとして報告された。

 エンテロコッカス(乳酸球菌)は回腸以下の下部腸管に多く定着し、特に回腸や盲腸ではラクトバチラス(乳酸桿菌)の100倍以上、約10億個(腸内容物1g当たり)も定着している事が知られている。

 人の腸管に定着しているのはいわゆる、Dグループのエンテロコッカスが圧倒的に多い。

 エンテロコッカスの種類は血清学的に分けると18種類(AからTまでただしI,Jを除く)存在し、生菌製剤や酪農製品などに用いられている。

 エンテロコッカスはD及びNグループに属している。

 図36に示す如く、ヒト糞便のエンテロコッカスを調べてみると、幼児でも成人でもその数はほぼ一致している。


図36






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